- 2010-02-06 (土)
- わきが ワキガ 脇臭 多汗症
わきがとは、「臭汗症【しゅうかんしょう】」「腋臭症【えきしゅうしょう】」ともよばれています。
腋の下には
1.エクリン汗腺
2.アポクリン汗腺
という2つの汗腺と、皮脂腺という分泌腺があります。
エクリン汗腺から出る汗は、暑い時やスポーツをした時などに出る汗です。
この汗は体内の熱を放出する大切な役目をしていますが、汗自体には臭いがなく、99%が水分、1%が塩分で構成されているのです。
多汗というのはエクリン汗が大量に放出される症状を指しています。
アポクリン汗腺は、毛根を包む上皮組織である毛嚢に付属している汗腺です。
アポクリン汗腺から出る汗は粘り気があり、
1.脂肪
2.鉄分
3.蛍光物質
4.アンモニア
などの成分が含まれています。
この汗自体も特に臭いの強いものではないのですが、汗に含まれる分泌物が腋の下の細菌に分解されると、独特の臭いを発するようになります。
実はこの汗は、もともとはフェロモンのように、動物的な機能として、異性を引き付ける臭いを出す働きがあったということです。
わきがの臭いは、アポクリン汗腺の量が通常よりも多く、働きが活発なために起こります。
アポクリン汗腺から出た汗と、皮脂腺から分泌された脂分とが混ざり、これが皮膚の表面の雑菌により分解され、変化して独特のわきが臭となるといことなのです。
言い換えれば、わきが臭の強い人はアポクリン汗腺が多い体質の人であるということになるのです。
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